
レジリエントなインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る
Build resilient infrastructure, promote inclusive and sustainable industrialization and foster innovation
「インフラ」という言葉を知っていますか。インフラには、電気やガス、水道などの生活を支えるインフラ、道路や鉄道などの交通インフラ、電話やインターネットなどの通信インフラなどがあり、私たちの生活を支えるだけでなく、産業の発展になくてはならない施設やサービスがこう呼ばれています。目標9は、こうしたインフラを整えて、新しい技術(イノベーション)を開発し、産業を発展させて、人々の生活をより安定した豊かなものにしようというものです。
インフラ、新しい技術、そして産業の発展を考える目標9は、目標8ととても深いかかわりがあります。人々が豊かになるためには、仕事が必要であり、働く場所として産業の発展が重要となってきます。さまざまな産業で多くの人が働いていて、毎日良いものをつくろうと、便利なサービスを提供しようとがんばっているのです。
日本は生活や産業を支えるインフラが整った国だと考えられがちですが、台風などで電柱がたおれ停電してしまうこともありますよね。8月は台風のシーズンですが、インフラを災害に強くするためにどのような新しい技術が使われているのか、さらには貧しい国や地域でも使うことができる技術はあるのかを考えてみるとよいでしょう。
より良いものやより便利なサービスを生み出す新しい技術やインフラは、この目標だけでなく他のSDGsの目標を達成するための土台にもなります。新しい技術や産業の発展によってマンガやテレビでみた夢のような世界が現実のものとなる日はそう遠くないかもしれません。
出典 : ※1 2019年 国連「持続可能な開発目標(SDGs)2019報告」
