中日新聞 みんなではじめるSDGs

みんなではじめるSDGs 目標2:飢餓をゼロに

目標2:飢餓をゼロに

飢餓に終止符を打ち、食糧の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、
持続可能な農業を推進する
End hunger, achieve food security and improved nutrition and
promote sustainable agriculture


 SDGsの2つ目の目標は「飢餓をゼロ」にすることです。飢餓とは、食べるものがなく栄養が十分にとれておらず、生きることや生活することが困難な状態のことをいいます。2017年に世界中で暮らす人の数は76億人になりましたが、そのうち約8億2100万人が栄養不足※1で苦しんでいるという調査結果がでました。世界の9人に1人が食事をできずに苦しんでいることになります。ではなぜ、飢餓の問題は起こるのでしょうか。

 飢餓は、自然災害、貧困、人口増加、森林伐採など、さまざまな理由で起こります。10年以上、飢餓に苦しむ人は減り続けていましたが、2016年からまた増え続けています。この原因は人々の争いや気候変動による洪水や干ばつ、経済の低迷などだと考えられています。※2

飢餓の問題に対して私たちができること

 好き嫌いをしたり、お菓子ばかりを食べて食事を残してしまったという事、ありませんか? 世界では多くの人が栄養不足で苦しんでいる一方、私たちが暮らす日本では、年間600万トン※3以上の大量の食べ物がまだ食べられるのに捨てられています。日本は海外から多くの作物や食料を買っていますので、そうしたムダを無くすことができれば、飢餓に苦しむ人を救うことができるかもしれません。私たちにできること、まずは食べ物を残さないように努力をしましょう。
 そして、今食べているものはどこでどういう人が作っているのか、ということに興味を持つことも大切です。現在、飢餓に苦しむ人々の支援をしながら、この先も環境を守りながら続けていける農業の研究が進められています。そうしたことにも目を向けながら、今日からできることを少しでも始めていく、それが目標達成につながるはずです。

出典 : ※1 国連WFP(国際連合世界食糧計画) ※2 FAO(国際連合食糧農業機関)ほか ※3 農林水産省