中日新聞 みんなではじめるSDGs

みんなではじめるSDGs 目標6:安全な水とトイレを世界中に

目標6:安全な水とトイレを世界中に

すべての人々に水と衛生へのアクセスと 持続可能な管理を確保する
Ensure availability and sustainable management of water and sanitation for all

 皆さんは普段どのように水を使っていますか?洗面所の水で手を洗い、トイレで水を流し、キッチンには浄水器が備えられている家庭もあります。しかし水は蛇口から魔法のように湧き出ているわけではありません。川や湖、池などの水源が豊富にあり、そこにつながる水道がしっかりと整備されている日本だからこそ、毎日きれいな水を飲んだりお風呂に入ったりできるのです。 しかし日本でも暑い日が続いて水がなくなったり、台風などの災害で水道が壊れると、水が出ない「断水」が起こることがあります。実際に経験したことがある人はその時の大変さを思い出してください。世界には水道が整備されておらず、毎日の飲水さえ手に入らない人々が約22億人(※1)いると言われています。

 水は飲み水以外にも、手を洗ったり、うがいをすることで、衛生的な環境を保ったり、病気を予防することにも使われています。例えば汚いトイレには入りたくないですよね。世界では約42億人(※2)が安全に管理されたトイレを使うことができません。そうした場所は、不衛生で病気になりやすいだけでなく、学校にトイレがないことで女の子が学校を休んだり、野外で用を足すことで女性のプライバシーが守られず犯罪に巻き込まれたりするなど、別の問題が発生してしまうこともあります。そこで目標6では誰もが必要とするきれいな水を、みんなが当たり前のように使えるようにし、トイレを安全で衛生的な場所にする取り組みが進められています。

安全な水とトイレの問題に対して私たちができること

 実は水不足の問題は深刻で、地球温暖化や人口の増加が進む中、2050年には深刻な水不足に見舞われる人口は、39億人(世界人口の40%以上)に達すると予想されています。(※3) そんな中で私たちができることは、やはり水を使えることを当たり前と思わず大切に使い、そして毎日の生活の中で節水を心がけることが大切です。

出典 : ※1、※2 2019年ユニセフ・WHO共同監査報告書 ※3 2012年経済協力開発機構(OECD)「環境アウトルック 2050」(英語版)