中日新聞 みんなではじめるSDGs

みんなではじめるSDGs 目標16:平和と公正をすべての人に

みんなではじめるSDGs 目標16:平和と公正をすべての人に

持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、
すべての人々に司法へのアクセスを提供するとともに、
あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
Promote peaceful and inclusive societies for sustainable development,
provide access to justice for all and build effective, accountable and
inclusive institutions at all levels


 世界中では様々な争いが起きており、争いを原因とした貧困や飢餓、暴力で犠牲になるのはいつも女性や子どもたちです。世界では、4人に1人の子どもが災害や紛争といった緊急事態下の国や地域で暮らしています。例えば、紛争で難民として非難してきた子どもたちは、多くの場合、避難してきた国に正式に留まる資格がないため、教育を受けることができないことがあります。また、ケガや病気になっても治療を受けられないなどの問題もあります(※1)。目標16は、国や人種を問わず、誰もが平等になる法律を整え、平和な社会を作ることに取り組んでいます。
 具体的に取り組むことが難しいように感じるかもしれませんが、地球上で起こっている問題に興味を持ち、どれだけの人が困っているか、そしてこうしたことが続いていくと世界はどうなってしまうのかを知り、それを多くの人と一緒に考えることが「平和と公平をすべての人に」届けることに繋がるのです。
では改めて、目標16が問題としている事柄について見ていきましょう。国際連合広報センターによると、1946年以降、世界的にみて戦争や紛争による戦死者は減少を続けているといいます。しかし、紛争の数や暴力の問題は増加傾向にあります。そして現在では、武力紛争よりもむしろ犯罪が多くの人の命を奪っており、特に組織的犯罪や都市・家庭内暴力が目立って多く、2017年に発生した女性の殺人事件のうち、約58%は親密なパートナーか家族の手によるものであるという結果も出ています。
これらはすべて、映画やドラマではなく今地球上のどこかで行われていることです。公正な社会を実現させるためには政治に興味を持ち、関わっていくことも大切です。日本では18歳から選挙に参加できますので、ぜひ参加するようにしましょう。

出典 : ※1 UNICEF “UNICEF Humanitarian Action for Children 2020 Overview”  ※2 総務省 国政選挙における年代別投票率(平成29年10月に行われた第48回衆議院議員総選挙)